どうもZuouです。

今回は、第一回【カメラ講座】という事で
いつもYouTubeチャンネルも見てくれている皆さまに向けて記事を書いていこうと思います。

そんな、第一回目は＜f値について＞をテーマに説明していきます。

まず、カメラの設定で写真の明るさを決める＜露出＞の設定は３つの要素で決まります。
  1. シャッター速度
  2. f値(絞り値)
  3. ISO

今回は、その中のf値を取り上げます。





f値(絞り値)とは？

レンズの明るさを示す指標として用いられる。F値が小さいほどレンズは明るく（レンズを通る光量が多い）、シャッター速度を速くできる。

文字だけで見ると、少し難しく感じるかもしれませんが
要は、レンズを通る光の量を数値化したものです。

f値の値を大きくすることを＜絞る＞
f値の値を一番小さくすることを＜開放＞と言います。

  • 数字が大きければ光が通る量は減る

一般的には数字が大きい方が、光が多いイメージですが
f値に関しては、数字が小さい方が光が多く通ります。
これは、人間の瞳孔と同じ原理です。
人は、暗闇に入ると瞳孔を大きく広げ多くの光を取り入れようとします。
逆に明るいところに出ると、光を入れないように瞳孔を閉じます。
分かり難い人は、鏡の前で片目を手で覆い隠して、隠してない方の瞳孔を見てみてください。
瞳孔が広がるのがわかると思います。

  • f値が低いほど背景がボケる
下の画像を見比べてください。

DSC08846
f値　2.8

DSC08848
f値　20

１枚目の写真はf値が2.8で２枚目はf値が20の写真です。
ピントは手前のグーフィーに合わせていますが
後ろのミッキー&ミニーのボケ具合が違うと思います。
※後ろだけでなく、この時手前もボケます。

f値が低い2.8の方がより背景がボケることが分かりますね。
被写体を強調させたい場合は、f値を小さくして背景をぼかすと良いでしょう。

  • f値が低いほど、速いシャッター速度で写真が撮れる
シャッター速度については、今後お伝えしようと思いますので簡潔に伝えると
※シャッター速度について記事公開中です→コチラから

シャッター速度が速い＝光を取り入れる量が少ない

です。

光を取り入れる量が少ない＝暗い写真になる

です。

ディズニーのショーやパレードでブレない写真を撮るためには
このシャッター速度を速くしなければなりません。

しかし、シャッター速度を速くすると暗い写真になるので
f値が低いと明るさをカバーすることができる！ということになります。

  • 撮影別オススメのf値
基本的には、露出に合わせて変更していくのが初めは良いと僕は考えますが
ディズニーで実際にf値を設定するなら、、、という僕の考えをまとめておきます。

  • 日中のショー/パレード
日中は外の明るさがあるため、露出で考えると厳密にこの数値が良い！というのはありませんが、東京ディズニーシーなどはバージ(船)が遠いので、f値は4.0〜5.0など少し絞った方がピントが合いやすいと思います。

DSC04500 (1)
設定(SS：1/200　f値：4.5  ISO：200)

  • 夜(室内)のショー/パレード
夜は光量が足りない＋ブレを抑えるためシャッター速度は一定に保つ必要があるので
f値は開放が良いです。

DSC07327 (1)
設定(SS：1/320　f値：2.8  ISO：3200)

  • グリーティング（屋外/室内）
屋外：ショー/パレード同様、日中は明るさが確保されています。
f値は5〜7と絞った方がはっきりと写るのでオススメです

屋内：屋内は明かりがあるとはいえ、カメラにとっては暗い環境です。
f値は開放が良いです。
※室内グリーティングはストロボを使うことが多いため、その限りではないですが低い数値で良いと思います。

IMG_9886
設定(SS：1/320　f値：5.6  ISO：320)

  • 風景(日中)
風景写真のf値は7〜8がオススメです。
絞る事で、全体にピントが合いパキッと写すことができます。
建造物なども同様に、柔らかい雰囲気よりはしっかりとピントを合わせたほうが綺麗に撮影できると思います。(個人の好みです)

DSC01494 2
設定(SS：1/400　f値：7.0  ISO：100)

  • 風景(夜)
夜はやはりf値は解放が良いと思いますが、今後説明するシャッタースピードやISOの数値が許容できるなら少し絞ってあげると良いと思います。

DSC08025
設定(SS：1/50  f値：2.8  ISO：500)

  • パークフード
フードの撮影は好みにもよりますが、主題をはっきりさせる意味合いでもf値は解放で撮影するとより美味しそうに写ると思います。

DSC07805
設定(SS：1/60　f値：2.8  ISO：2500)




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  • まとめ
①数字が大きければ光が通る量は減る　　　　　　　
②f値が低いほど背景がボケる　　　 　　　　　　     
③f値が低いほど、速いシャッター速度で写真が撮れる

実際はこれ以外にもf値を設定する理由はありますが、とりあえずこの３つは初めに覚えておきましょう

今後もカメラ講座として、いろいろな記事は書いていこうと思います。
YouTubeでもカメラ紹介やディズニーについて配信しているので、合わせて見てもらえると嬉しいです。



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