どうもZuouです。

前回、f値についてブログで紹介しましたが見ていただけましたでしょうか?
f値について紹介したブログはこちら

今回は、その記事の中にも出てきたシャッター速度について紹介します。

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シャッター速度(スピード)とは

シャッタースピード(以下SS)とは、シャッターが開いている時間のことです。
SSは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。
SSを速くすると、光が撮像素子にあたる時間は短くなり、SSを遅くすると、光が撮像素子にあたる時間は長くなります。
※Nikon公式サイトより引用

カメラはシャッターボタンを押した時、奥にあるセンサーに光が当たります。

その、光が当たった瞬間が写真となります。
SSは
「1/1000秒(0.001)」という目にも止まらない速さから

「1秒」といった少し長い時間まで幅広く設定を変えることができます。
※実際は1/8000〜30秒などカメラの機種によって範囲は変わります。

そして、写真の明るさを調整する為
センサーに光を当てる時間を調節する仕組みになっています。

その時間をシャッタースピードと言います。

夜など暗い場所では、十分な光を取り入れるためにシャッターを長く開かなくてはなりません。
つまりSSは遅い設定になります。
(1/50秒・・・1/10秒・・・1秒・・・10秒など)

一方晴れた日の屋外などでは、光の量は十分にあるので速いSSの設定で撮影が可能です。
(1/500秒・・・1/2000秒・・・1/8000秒など)

アートボード 13jpg

ブレた写真はシャッタースピードが関係してる?

出来上がった写真を見た時に
「あれ?写真ブレてる・・・」なんて経験はありませんか?

写真がブレる原因は2つあります。
  1. 被写体ブレ
  2. 手ブレ

<被写体ブレ>
被写体が動く事でブレてしまった写真です。

これは、カメラ側ではなく、被写体の動きの速さによるものです。

子供やペットが走っているシーンや、ディズニーでいえばショー/パレードでダンサーやキャラクターが踊っているシーンでブレやすいです。

<手ブレ>
撮影中にカメラを構えている手が動いてしまう事で生じるブレです。

望遠レンズなど、遠くのものを撮る場合や暗い場所での撮影でブレやすいです。


要はシャッターが開いている時に
・被写体が動いてしまう<被写体ブレ>
・カメラが動いてしまう<手ブレ>

という違いです。

どちらも結果としては同じですが

被写体ブレはあえて起こすことで幻想的な作品にする技法となる事もあり

手ブレは失敗写真として言われることが多いです。

DSC01239_Original
あえて被写体ブレを起こして、車のテールランプを光の線として表現しました

ではブレを無くすにはどうすれば良いか?

答えは<シャッタースピード>を速くすれば良いのです。

先ほども説明した通り、カメラとはシャッターボタンを押した時

奥にあるセンサーに光が当たり、
写真となります。

アートボード 1
シャッタースピード【1/30秒】で撮影

DSC08921
シャッタースピード【1/800秒】で撮影

落下中にもかかわらず、ピタッと止まった写真が撮れてます。

速い動きや自分の手の動きよりも速いスピードでシャッターを切れば手ブレは起きません。

といっても、どのくらいのスピードが適切なのかわからない・・・

一つの指標として【1/焦点距離以上】であれば手ブレは起きにくいと言われています。

70mmの焦点距離で撮影するならSSは【1/70秒】以上に

200mmの焦点距離で撮影するならSSは【1/200】以上で撮影すると

ブレは起きにくいです。

※焦点距離とは?
レンズの焦点距離とは、ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離。

焦点距離は一般的に28mmや50mm、100mmなどといった数値で表されており、ズームレンズの場合は、18-55mmというように焦点距離の両端の数字で表されている。

焦点距離はレンズに記載されているので、確認してみましょう。

DSC08925
このレンズなら24-70mmが焦点距離




シャッタースピードを速くした時のデメリット

SSを速くすることでブレた写真を回避する事ができますが

速いスピードにする事で生じるデメリットをお伝えします。

それは、、、暗い写真になるという事です。

SSを速くするということは、センサーに光を当てる時間を極端に短くすることになります。

それにより、十分な光量を確保できず暗い写真になります。

DSC08922
設定:SS(1/30秒) f値(5.6) ISO:1000

DSC08923
設定:SS(1/800秒) f値(5.6) ISO:1000

上の写真は、SS以外は全て同じ設定で撮影しています。

SSだけでこれだけの差ができます。

この暗い写真を明るく撮るために大切なのが前回の記事で紹介したf値です。
※ISOもですが、後日紹介します。

SSを速くすることによって暗くなってしまった写真の明るさを稼ぐ為にも
f値の小さいレンズを使うことで、明るい写真になります。

アートボード 2
設定:SS(1/800秒) f値(2.8) ISO:1000

多少明るさを確保できました。

これでもまだ暗い写真なので、ISO感度を上げて明るさを調整します。
※ISOについては今度記事にします。


デジタル一眼レフ

ディズニーでの設定例

では、ディズニーでは実際にどのようにSSを設定していくか
実際に写真を見ながら考えていきましょう。

IMG_6710
設定:SS(1/1000秒) f値(5.0) ISO:100

使用レンズは400mmの望遠レンズです。
SSは【1/焦点距離】秒となっておりブレはありません。

DSC07551 2
設定:SS(1/1250秒) f値(5.6) ISO:250

使用レンズはtamronの28-200mm。
望遠端200mmで撮影しています。



こちらも【1/焦点距離】秒となっておりブレはありません。

基本的に日中の屋外撮影は光量があるので
SSが【1/焦点距離】以下になることは少ないと思います。

DSC07158
設定:SS(1/250秒) f値(2.8) ISO:2000

逆に夜のショー/パレードでは
光量が足りないため、SSが【1/焦点距離】以下にならないよう注意が必要です。

上はエレクトリカルパレードのミニーの写真ですが、、、

一見ちゃんと取れているようでも、ミニーの右手が被写体ブレを起こしてます。

DSC07158
右手だけブレてる・・・・

使用レンズがsony FE70-200です。
望遠端200mmで撮影しています。

SSは(1/250秒)と【1/焦点距離】以上になっていますが
数値がギリギリすぎて手だけ<被写体ブレ>が生じてしまいました。

動きが速いので、ギリギリの数値だとこのようにブレます。





DSC07361
設定:SS(1/320秒) f値(2.8) ISO:3200

その後、SSを(1/320秒)まで速くして被写体ブレを制御して撮影しています。

このように、ある程度考え方でブレを抑えることはできますが、実際に撮ってみて

自分が納得いく明るさと照らし合わせて数値を決めていくしかありません。

慣れてくれば感覚で設定できるようになります。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

前回のf値についての記事と併せて読んでいただけると、関係性が分かりやすいかと思います。

今後も、カメラやディズニーについての記事をメインで更新していきますので
読者登録もお願いします。





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